声を鍛えよう
ボイストレーニングは歌を歌うために行うものだと思っている方がほとんどだと思います。
しかし、話し方教室などでも取り入れられているように、ボイストレーニングは話すということにとっても、とても有効です。
ボイストレーニングは「ボイス」、つまり声のためのトレーニングです。
のどにある声帯を鍛え、正しい発声を身につけるために行います。
はっきりと言葉を伝えるプロであるアナウンサーや声優といった人たちもボイストレーニングを行っています。
コミュニケーションにおいて「声」はとても重要なことです。
例えば、謝罪を受ける時。そのトーンの違いで、相手が本気で謝っているのかそうでないのかを判断しますよね。
いくら相手が本気で謝っているといっても、その「ごめんなさい」の言葉が明るく、元気な声であれば本気で謝罪しているのか疑いたくなるものです。
ボイストレーニングにおいてまず重要なことは、腹式呼吸を身につけることです。
リラックスをした状態で仰向けに寝て、おなかがゆっくりと上下するのを感じられるように呼吸をすると、腹式呼吸を感じることができます。
最初は意識しなければできませんが、そのうち慣れてくると自然に行うことができるようになります。
コミュニケーションにおいては「言葉」そのものよりも、「声」の大きさやトーンが影響力が大きいという研究結果もあるといいます。
話す内容ももちろん重要ですが、声のトーンや大きさといったものも上手に使い分けられるようになりたいものですね。